http://kuroyagikankou.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E8%A8%98/%E5%8F%97%E3%81%91%E7%B6%99%E3%81%90%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B受け継ぐべきものがある
母から聞いたのだが、祖父が私について母に「あいつはわしと同じ思想をもっとる」と言ったそうな。実際にそういうことを言ったのかは分からないが、あの祖父のことだし言った可能性は非常に高い。ちなみに祖父は客観的に見て古い考え方の人間だから、私も古い人間ということになるんだろう。でも、思想だからなぁ……右よりってなぐらいで結構普通だとは思うが。……というよりも普通の人間は右よりになってると思うのは私だけなのだろうか。
自分でもそう思う時がある。っていうか親父もきっと同じ思想を持っているんじゃないかと思う。前にも書いたが、何故か我が家の男(どうも長男のみらしい)は必ず文学の道を通り、法を学び、歴史を学ぶ。ご多分に漏れず私も。
不思議なことは、歴史を学ぶのだが全員偏ってる。うちの祖父は明治~昭和、生まれた時代も関係しているのだと思う。親父は幕末、どうやら新撰組が好きらしい。ただ、不思議と太平洋戦争も詳しい。そして私は昭和の戦前~戦後すぐぐらいといったところ。私はまだ若輩であり知識も貧弱ではあるが、いつか父や祖父に追いつけるようになりたいと思う。
今週の月曜日に祖父と観に行ったのだが、感想を書いていなかったので今書こうと思う。
劇場に行くと、父親達の星条旗と比べて
マヌケ面さらした若者が多かった。渡辺謙を初めとして二宮和也、伊原剛志、中村獅童など人気の俳優が顔を並べているせいだと思う。私としては二宮和也の演技が不安だったのだが、アイドルとは思えないぐらい上手い演技ではないかと思った。
おっと、話が逸れてしまった。若者が多いのは非常に良いことだと思う、少なくとも硫黄島の戦闘ひいては太平洋戦争……いや、今の世界を形作る契機となった第二次世界大戦に興味を抱くきっかけになるだろうからね。ただ、娯楽映画を鑑賞するような気分で見るべきものではないということぐらい事前に分からなかったのだろうか? 観た後ではきっと考えを改めているだろうが。
ただ、聞いた話なのだが観終わった後に「メダルオブオナー」(第二次大戦を舞台としたガンシューティングゲーム)をやりたいといった生徒がいたらしい。全く持ってけしからん、それでもこの日本に生まれ、歴史教育を受けた人間なのだろうか? おっと、失礼。この国の国家としてまともでない歴史教育を受けたがためにそのような人間になってしまったのだろう。
さて、まともな映画の感想に戻ろうか。
正直に書けば、私は劇場で泣いてしまった。但し、それは感動の涙ではなく悔し涙である。男たちの大和の時も悔しくて泣いた。
それが何故かといえば、理由はどうあれ国ために戦ってそして死んでいった人たちがいるのだ。その人たちがいるからこそ今の日本、そして私たちがいるのではないかと思う。だからこそ畏敬の念を払うべきだろうし、靖国神社への首相参拝は当然のことだ。
だというのに、こぞって批判する人間は後を絶たない。私はそれが悔しく、そして悲しい。
……これ映画の感想じゃねぇな
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